こんにちは、けいさんです!
恐竜アドバイザーけーさんです^^
皆さん福井恐竜博物館はどのくらいの広さがあるか知っていますか?
施設面積, 敷地面積 約30,000㎡ / 延床面積 15,000㎡ /
数値で書くと分かりにくいと思いますが、分かりやすく表現すると皆さんも東京ドームは行かれたことがあると思いますが、東京ドームの面積は
47,000 m²あるので博物館の敷地的には東京ドームの半分よりも大きいんです。
そして、これは建物だけの面積なので周辺にある勝山恐竜の森等含めると
ざっと東京ドーム3~4個分の大きさになると思われます。
こんな広大な施設をツアー等の自由時間で全てを見学することはまず不可能なことなので、事前に博物館のおすすめスポットをリサーチし優先順位をつけて見学することをおすすめします!
そしてあなたは、日本国内でもっとも多くの恐竜化石が発掘されているのは福井県というのはご存知でしたでしょうか?
恐竜や化石自体に全く興味がない人は耳にしたことがないかもしれませんが、実はこの博物館は世界三大恐竜博物館のうちの1つで、日本における恐竜博物館の代表格になります。
というわけで、この恐竜博物館の魅力的なおすすめスポットを地元勝山市出身の年間パスポート所持、トータル来場数200回以上の私なりに1つずつご紹介したいなと思っています。そして、まだ福井恐竜博物館のことを知らない方へ少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。
それでは早速ご紹介していきたいと思います。
1:展示部門
まず最初にご紹介するのは、博物館の顔とも言える、展示部門になります。展示部門は「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」という3つのゾーンからなります。
上記の画像は「恐竜の世界」ゾーンです。ここではなんと、44体もの恐竜の全身骨格がズラリと並んでいます。
また、この巨大な展示室は長径84m・短径55m・高さ37.5mもの大きさになり、その広さに圧倒されてしまいます。この空間に恐竜の全身骨格が立ち並び、外の世界とは遮断されているのですから、日常では決して味わうことのできない恐竜の魅力に引き込まれてしまいます。
この巨大な展示室はある意味1番インパクトが強いので、二度と忘れられない思い出となること間違いなしです!
また、「恐竜のからだ・くらし」や、対面スクリーンの「ダイノシアター」、ジオラマの「中国四川省の恐竜たち」、「日本とアジアの恐竜」コーナーも併設されていますので、これだけでも見所満載な内容になっています。
「地球の科学」ゾーンでは、「水と地球」「火と地球」といった2つの側面から地球の姿を紹介しています。
ここでは、地層の調べ方や、実際にどうやって地層を調査しているのかを学ぶことができます。
陸と海では堆積物が違うので、そこから発掘される化石の違いについて知ることができたり、岩石・鉱物・宝石など、地球を構成しているさまざまな要素をここで詳しく勉強することができます。
「生命の歴史」ゾーンでは、その名の通り、46億年もの月日からなる生命の歴史を学ぶことができます。
進化と絶滅を繰り返してきた生命の物語は、化石を研究することによって少しずつ読み進めていくことが出来ます。
化石を通じて、恐竜から鳥へと、どのように進化していったかもここで垣間見ることができます。
2:ダイノストリート
上記の通路は『ダイノストリート』と呼ばれており、壁にかかっているアート作品のような化石標本を鑑賞しながら歩くことが出来ます。
普段は全く目にすることのない化石ですが、はるか昔にはこの地球上で実際に生きていた生物だということが、なんだか信じられない気持ちになります。
カブトガニなどの化石など、生きていた姿がそのまま化石になっていて、形が崩れずそのまま何百年・何千年・何億年の時を経て僕たちの時代まで残り続けていたなんで本当に不思議です。
そういうはるか遠い過去に想像を膨らませながら、化石1つ1つにドラマがあることを噛みしめることができる空間です。
そして、ここはかなりSNS映えするスポットなので、他の人がいなくなったらこのストリートで自撮りしちゃいましょう!
3:ダイノラボ
ダイノラボとは、いわゆる「恐竜研究室」といったものをイメージしてもらえるといいかもしれません。
ただ恐竜の化石標本を見るだけではなく、五感をつかって体感できる参加型の展示室の意味合いが強いです。
本来なら、もろくて直接触ることのできない恐竜化石も、ここでは実際に手で触れることによって感触を実感することができます。
展示室の中には、レプリカではありますが、ティラノサウルスの全身骨格も用意されており、しかもその骨の周りを囲むようにして階段が設置してあるので、様々な角度から恐竜の骨を観察することができます。
4:化石クリーニング室
4つ目は「化石クリーニング室」です。
ここでは化石と余分な岩石を分離する作業が専門機器を使って行われます。本来なら、表には出てこない裏方のような作業なので、一般の人はほとんど見る機会がないと思います。
ですが、ここでは特別にその化石クリーニングのプロセスを常時公開しているのです。
とは言っても、ガラス越しで研究員の作業工程を見ることになります。野外で発掘した化石を研究材料や展示で扱うことができるように、余分な岩石を取り除くのですが、精密で細かな作業が求められます。
「どうやって化石をクリーニングするのか?」という疑問は、画像や文章で説明されてもいまいちピンと来ないかもしれないので、ここで実際に生の作業プロセスを間近で見るのが1番理解が深まると思います。
5:ダイノギャラリー
ここはたくさんの恐竜画が並んだ、美術品陳列室ですね。恐竜を芸術的な観点から刺激を受けることのできるコーナーです。
ここで展示されている恐竜画は、「恐竜アーティスト」と呼ばれる世界的にも有名な方達の作品ばかりです。
すでに地球上から絶滅してしまった恐竜を直接見ることはできませんが、この恐竜アーティストが描いた生き生きとした恐竜たちなら見ることがで出来ます。
また恐竜の彫刻も展示されているのですが、映画「ジュラシック・パーク」で制作したブラキオサウルス・ディロフォサウルス・ベロキラプトルが展示されています。
かなり貴重なお宝作品を間近で見ることが出来るのは、ここだけです。
6:視聴覚ライブラリー
この視聴覚ライブラリーでは、「ビデオライブラリー」と「ネットライブラリー」の2台が設置されています。
それぞれの違いとしては、ビデオライブラリーでは上記で紹介してきた恐竜化石の展示では説明しきれなかった部分を、より深く掘り下げて解説してくれます。
解説といっても、ただだんに情報を伝えるだけではなく、ダイナミックな映像を通してわかりやすく教えてくれます。
ネットライブラリーでは、膨大な数にのぼる展示恐竜の検索、恐竜101の質問、博物館自体の最新情報や年ごと、シーズンごとに変わるイベントの紹介などをしています。
このライブラリーから情報を得ることによって、「あぁ、今こんなイベントやってたんだ!」と最新情報を把握することが出来ます。
博物館自体が巨大な建物で、どこで何をやっているか情報量が多すぎるので、このライブラリーを有効利用するのがおすすめです。
また、すでに恐竜ファンだったり、マッドサイエンティストのように恐竜のことをもっと深く知りたいという人は、ここでゆっくり教養を深めるのがいいと思います。
7:教育普及部門(イベント)
恐竜博物館では、教育分野にもかなり力を入れています。その一環としてさまざまな学習イベントを積極的に開催しています。
日本にとどまらず、国外から著名な研究者を読んで「講演会」を行ったり、恐竜・地学の教養を深める「博物館セミナー」や、実技実習の「博物館自然教室」などなど、様々な特色をもったイベントを開催しています。
こういった学習セミナーなどはどこか大人向けというか、堅苦しくて難しいイメージもあるかもしれませんが、幼児や小学生でも楽しめる「恐竜ふれあい教室」まで幅広く用意してあります。
なので、どの年齢層の方でもイベントに参加することができて、自分にあった催しを選ぶことが出来ると言えます。
イベントは「特別展」という形で行われることもあり、基本的に期間限定のものがほとんどになりますので、以下のURLからイベント情報を確認してください。
8:恐竜博物館オリジナルの恐竜映画
恐竜博物館では約250名もの人数を収容するホールがあって、そこで講演会やシンポジウムが行われたりします。さらにこの講堂では恐竜博物館オリジナルの恐竜映画が上映されています。
『恐竜発見物語』『不思議の谷の恐竜たち』『未来のいのちへ』といった3本の映画が上映されています。
映画といっても、それぞれ20分ほどで完結するので、長時間見る必要はありません。
上映時間も1日2〜3回程度で、日毎に上映作品が変わります。
なので上映スケジュールをよく確認してから観に行くようにするといいですね。
上映スケジュール
https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/movie/list.html
博物館は他にも展示など、本当に見るところが盛りだくさんなので、短時間で映画を楽しめるのは嬉しいところですね。
でも、3種類の映画があるとちょっと何を観たらいいのか迷ってしまうと思うので、3本の映画のあらすじをそれぞれ引用して載せておきますね。
『恐竜発見物語』
あらすじ:
恐竜発見の歴史がピンチ!恐竜博物館の恐竜博士は1821年のイギリスにイグアノドン助手を送りこむ。そこでは、イグアノドンを発見し、名前をつけたマンテルをはじめ恐竜発見にかかわった人たちが登場する。マンテルは地方の町医者で、化石研究のアマチュアではあったけれども、化石を探究し真実を追い求める気持でいっぱいだった。時にはいろいろな意見を言う人もいてくじけそうになるけれど、変身したイグアノドン助手のサポートでピンチを切りぬける。そして、ついにイグアノドンの名前と復元図を世に送り出した。マンテルのくじけない心と強い研究への意欲を感じてもらいたい。福井名物「ソースカツ丼」もPRのためにいくつかの場面で登場する。
参照:https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/movie/discover.html
『不思議の谷の恐竜たち』
あらすじ:
お父さん、お母さんといっしょに恐竜博物館に来た幸太と沙織は、館内を歩きまわるおかしな恐竜博士を見つけてあとをつけていく。恐竜博士が入ったドアの向こうは、なんと恐竜の世界だった。幸太と沙織は恐竜につかまり、恐竜の子どもの骨の発掘を手伝わされる。恐竜の子どもの命を救うための発掘だった。一方人間の世界では、いなくなった子どもたちを必死で探す親たち。恐竜と人間の世界に心がかよった時、幸太と沙織は人間の世界へもどることになり、博物館の研究員に恐竜たちの事情を一生けんめい話す。恐竜の谷では発掘が始まり、恐竜の子どもの骨が次々と見つかり歓声がわきおこる。恐竜と人間の世界はそれぞれ喜びでいっぱいになった。
参照:https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/movie/wonder.html
『未来のいのちへ』
あらすじ:
福井竜也は恐竜好きな小学生。お父さんは恐竜博物館につとめる博士。恐竜研究のため、なかなか竜也といっしょにいる時間がない。竜也はそれがちょっと不満。運動会に来てくれるはずのお父さんは、しごとで急に来られなくなる。運動会が終わり竜也はお母さんといっしょに博物館に行くが、お父さんは忙しくて相手をしてくれない。もっと自分を見てほしいと思う竜也は、夕方こっそり博物館に入る。館内に一人残された竜也は、博物館の恐竜に追いかけられる。そこで、いのちの大切さを学び、研究をとおしていのちのことを伝えるお父さんのことを知る。両親の思いがわかった竜也は一歩おとなへと成長していく。
参照:https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/movie/life.html
あらすじを読んでみて、「あっ、ちょっと見てみたいかも!」とピンと来たやつを観にいくといいと思います。
9:カフェ&レストランディノ
参照:http://www.skijam.jp/cafe-rest-dino/
実は、恐竜博物館の中でカフェやレストランも併設してあって、食事も楽しめてしまいます。窓からは山々の緑を見ることができ、館内を歩き回って疲れた体をここで休めることができます。
ただ、繁忙期の恐竜博物館は連日来場客で賑わいすぎるところがあるので、レストランに入るのも列に並んで時間がかかったり、店内でゆっくりとおしゃべりをして楽しむということも出来ないぐらい人で溢れかえってしまいます。
ただ、せっかく来たのだからこのレストラン独特のメニューを一度は食べてみたいものです。例えば、下のメニューなんかはちょっと興味をそそられますよね。
ネーミングも『化石発掘オムハヤシライス』とかなりユニークですし、インスタ映えもしそうです。写真を撮ってついインスタにあげたくなってしまいますよね。
しかも画像右上に意味深なメッセージが書いてあります。
「…オムライスの中から化石発掘…?!」と。
「えぇ〜、オムライスの中に何か入ってるの!?」と気になってしょうがなくなります(笑)。実は普通のチキンライス^^
恐竜バーガーも超おいしいですよ!
こういうのって普通のお店ではまず見かけないようなユニークなメニューなので、思い出に食べておきたいところです。
10:DinoStore(ディノストア)
そして最後はディノストアです。博物館では恐竜のレプリカや展示を通して知識を得たり、参加型の展示ではワクワク・ドキドキといった体感を通して思い出をつくることが出来ます。
でも、何か実際に形に残るものが欲しいですよね。世界的に有名な福井県立恐竜博物館に来たという証みたいなものが何か欲しいと思うと思うんですよね。
そういうのにうってつけなのが、館内にあるディノストアというショップの存在です。ここでは恐竜関連グッズが一通り揃うと思いますし、友人や家族へのお土産もここで買うことができます。
また、これはオンラインショップ限定販売になってしまうのですが、ティラノサウルスの歯のレプリカも手に入れることが出来ます。
実際に博物館に足を運ぶことができなくても、何か形として恐竜と触れ合いたいといった場合には、こういうのも利用してみてはいかがでしょうか。
オンラインショップURL
http://dinostore.jp/?mode=cate&cbid=2400749&csid=0
という感じで、福井県立恐竜博物館の絶対行った方が良いおすすめスポットをご紹介いたしました。
実際に文章を通して様々なイメージを膨らましてみたと思いますが、やっぱり実際に博物館に足を運んで自分の目で見て、手でさわって、いろいろ体感してみることに勝るものはないと思います。
ご紹介しましたおすすめスポットを全て見学するのは難しいと思いますが、優先順位をつけて回ればきっとツアーの自由行動も効率的に楽しくなると思います。
最後まで読んでくれたあなたには、一度は行ってみてもらいたい場所ばかりなので、この記事が1つのきっかけになればいいなと思いご紹介させて頂きました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです・・・
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